うつ夫とパニコの人生いろいろ

これは20代でうつ病になった夫とパニック障害になった妻の物語。ゆる~い四コマ漫画とともに人生いろいろな日々をお届けします。

手紙を渡すのは夫婦円満の秘訣!?10年続いた手紙交換

「手紙」

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10年間、毎月続いている手紙交換

うつ夫とパニコは出会って10年、結婚して5年の、ごく普通の夫婦である。

 

しかし、今でこそ、ごく普通の夫婦と言えるようになったのだが、過去にはいろいろと大変な時期があった(汗)なぜなら、うつ夫はうつ病を、パニコはパニック障害を経験しているからだ。

 

そんな私たちが、出会ってからずっと続けていることがある。

それが、毎月の手紙交換だ。

 

気がつけば、10年も続いていて、その手紙の数はなんと120通以上になっていた。

 

 

手紙を書くのも認知行動療法のひとつ

なぜ手紙を書き始めたかと言うと、その理由のひとつは、うつ夫もパニコも口下手だからである(笑)

 

なかなか面と向かってでは、言葉にできなかったり、伝えることを躊躇してしまったりすることもある。 内向的なうつ夫やパニコにとって、考えていることをすぐさま言葉にして喋ることはハードルが高いのだ。

 

しかし、じっくり考えて紙に書き出す作業ならいくらかハードルが下がる。そのため、

 手紙なら、冷静に自分の気持ちを届けられるのだ。

 

だから、毎月の手紙に加え、誕生日や記念日、夫婦げんかの後なども、手紙を書くようにしている。

 

そして、もうひとつの理由は、手紙を書くことが認知行動療法になるからである。

 

うつ病パニック障害などの精神疾患を患っている最中は、「メタ認知能力」が低下する。つまり、自分を客観的に観ることが難しくなるのだ(汗)

 

だからこそ、毎月あった出来事を振り返り、自分の考えや気持ちを整理するためにも、手紙を書くということが、うつ夫とパニコにとって有効だったのだ。

 

 

相手のためではなく、自分の思考整理のために書く

この手紙交換が、まさか10年も続くと思っていなかったが、意外と負担なく続いている。

 

それは、特に相手のために書こうと思っている訳ではなく、お互いが自分のためにやっている行為だから、プレッシャーが少ないのかもしれない。

 

それに、書くことで自分の思いが整理できるので、いつしか毎月の習慣になっていた。

 

 

手紙交換が夫婦円満の秘訣になっている?

しかし、これが、夫婦円満の秘訣にもなっているのではないか、とパニコは思う。

 

というのも、夫婦生活が続けば、次第に「言わなくても分かるはず」と言う思い込みが独り歩きしてしまいそうだからだ(汗)

 

近い存在ほど、慣れに変わり、伝えることも疎かになってしまう。この慣れにこそ、すれ違いの危険性が潜むのではないだろうか。

 

そう思うと、手紙交換をすることで、お互いに今どんなことに興味があり、どんなことを考えているのか、ということを知ることができるのは、夫婦関係において有益なことだろう。

 

仮に、普段の会話の中で伝えたつもりでも、聞き流してしまっていたり、相手は重要と思っていなかったりと、案外伝わっていないことも多いものだ。

 

だからこそ、こうした手紙を書くという習慣は、少なからず夫婦関係を良好に保つために役立っているはずだ。

 

 

最近は、手紙という名の報告書

とは言え、最近のうつ夫の手紙は、正直パニコも呆れてしまうものがある(汗)

 

なぜなら、冒頭の四コマで描いた通り、うつ夫の手紙は完全に報告書なのだ。

 

昔は、可愛らしいポストカードにぎっしり思いを書いてくれていたのに、今ではWordで打ちこまれた文書だ。しかも、箇条書きだったり、マトリックスを使った図解を用いたりして、まるでビジネス用の資料のようだ(笑)

 

これが手紙と言えいるのか甚だ疑問ではあるが、うつ夫本人は「これ手紙!」と自信満々に渡してくるし、「まぁ、毎月書いてくれるだけでも嬉しいことなのだ」とパニコも妥協せざるを得ない。

 

それにしても、口下手だったがゆえに始まった手紙交換だが、夫婦関係において役立つものになるなんて、まさに怪我の功名である。

 

 

他人のミスは責めても、自分のミスは誰かのせいにしたくなる。陥りやすい思考の罠!!

「ゴミ出し」

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ぶつかり合ってばかりいた闘病中

私の夫(うつ夫)は、20代でうつ病になり、その後7年ほど闘病生活を送っていた。

その甲斐もあり、今ではほとんど回復し、人並みの生活が送れるようになったのは、本当にありがたいことだ。

 

今回のエピソードは、数年前、まだうつ夫の症状がひどかった頃のエピソードである。

 

数年前、まだ闘病中だった頃は、うつ夫もパニコも余裕が無く、よくぶつかり合っていた。ケンカの原因は、四コマで描いたように、本当に些細な事ばかりだ(汗)

 

どこのご家庭にも、きっとこのような夫婦喧嘩はあるだろうが、このちょっとしたケンカがうつ夫の症状を悪化させてしまうこともあるので、また厄介なのだ(汗)

 

 

心に余裕がなくなるとつい人を責めてしまう

悲しいかな、人は心に余裕がなくなると、自分の目線でしか物事を観れなくなる。

だから、つい人を責めてしまうのだ。

 

心がいっぱいいっぱいで、もうこれ以上傷つきたくないから、矛先を自分以外に向ける。そして、自分が悪いんじゃない!と思うことで、自分を守っているのである。

 

冒頭のエピソードも、まさにこの典型だ(汗)

 

うつ夫は、ただでさえ体調が悪くて心にゆとりが無い。そんな時に、パニコに口出しされると、反発心が膨らみ、刺々しい口調になるのだ。そして、パニコに矛先を向ける。

 

パニコはパニコで、余裕がない。(もともと朝起きるのも苦手なのだ…)

当時は、「私はこんなにがんばっているのに」「私だって疲れているのに」と、いつも思っていたのを覚えている。

 

こんな時は、お互いに責任の押し付け合いだ(笑)お互いに、「自分は悪くない!」と思って譲らないのである。

 

 

自己奉仕バイアス~人は自分に都合よく考えてしまう

後に、人の思考には「自己奉仕バイアス」というものがあることを知って、パニコはこれに深く納得した。

 

「自己奉仕バイアス」とは、自分にとって都合よく考えてしまう思考の偏りのことだ。ざっくり言うと、下の図のようになる。

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①自分の成功は自分の実力と考え、②他人の成功は運が良かったのだと考える。

③自分の失敗は運が悪かったと考え、④他人の失敗はその人の実力と考える。

 

つまり、自分の成功は自分に起因し(内部要因)、失敗は自分のせいではない(外部要因)という考え方だ。

 

まったく都合がいいにもほどがある(笑)

しかし、これが誰もが陥りやすい思考の罠なのだ。

 

四コマのエピソードの場合も、この「自己奉仕バイアス」が働いていると思う。

「ゴミの出し忘れ」という失敗において、うつ夫もパニコもその原因を相手に向けてしまっているのだ。

 

余裕のない二人にとって、「自分ができたかもしれない」という考えは、思考の中から完全消去されてしまう。

 

 

誰にでもある自己防御の反応 

しかし、こうした「自己奉仕バイアス」も他人を責める行為も、結局は自己防御なのだ。

 

自己防御は、精一杯生きようとする生き物としての自然な反応だ。また、自尊心を守ろうとする人間としての反応である。

 

生物として、人間として、根本にある心の偏見だからこそ、これに気づき脱却するのは容易ではない。

 

しかし、自分にとって都合よく考えることしかできなければ、ぶつかり合いは絶えなくなってしまう。

 

だからこそ、自分がこうした心の偏見を持っているのだと、認識しておく必要があるのだろう。

 

 

考え方の違いを認めたら、ぶつかり合いが減った

余裕がなかった闘病中は、本当にぶつかり合うことが多かった。

しかし、そんな中でお互いに「何とかしなければ」と考えるようになっていった。

 

そのお陰で、今ではお互い考え方が違うことを認められるようになった。

それぞれ考え方が違う、価値観が異なるということを認め、それを前提にするようになると、次第にぶつかり合うことも減ってきたのだ。

 

もちろん、今でもケンカすることはあるのだが(汗)、以前に比べて随分と平和になったと思う(笑)

 

そもそも考え方が違うのだ、と思うだけで反発心や責める心が和らぐのだ。

 

そして、今はゴミ出しはうつ夫が担当している。「これは自分の仕事だ!」と毎週欠かさずゴミ出しをしてくれるので、朝が苦手なパニコは非常に助かっているのである。

 

 

 

玄関の一歩外へ!たった一歩が大きな気分転換に。

「玄関の一歩外へ」

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うつ病「そわそわ期」のサイン

私の夫(うつ夫)は、ストレスが溜まってくると決断力が大きく低下し、決められない病にかかる。


家の中で「どうしよう~、決められない~」と言いながら、右往左往し始めるのだ(笑)そして、何をしようとしても、そわそわして落ち着かない。

 

これは、前回の記事でも触れたのだが、うつ症状の第一段階(そわそわ期)のサインだ。

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うつ病4つのフェーズ(段階)について、詳しくはこちらを参考に↓

utsupani.hatenablog.com

 

玄関の一歩外へ出るだけで気分が変わる

このサインをキャッチしたら、まずすべきことは外に連れ出すことである。これは、パニコが経験上学んだ、うつ病「そわそわ期」の対処法だ。

 

四コマで描いたエピソードのように、うつ夫はたった一歩、玄関の外に出るだけで、大きく気分が変わることがある。ウソのような、本当の話だ(汗)

 

だから、まず一歩外に出てみる!ということが肝心だと、パニコは心得ている。

(もっとも、これはうつ症状の第一段階に限っての対処法であり、それ以降の段階では無理に連れ出すのは逆効果の場合もあるので、注意が必要だ。)

 

 

玄関の外へ一歩でるだけで気分が変わる理由

それにしても、なぜ玄関の外へ一歩出るだけで、こんなにも気分が変わるのか。

 

うつ夫に聞けば、うつ状態になっている時は、外の世界があることに意識が向かない」のだそうだ。家の中の閉鎖的な空間にいると、気持ちも閉鎖的になってしまう。

 

家の壁一枚向こうには、広がった世界があることをすっかり忘れ、どんよりした狭い世界の中に閉じ込められてしまうのだ。

 

だからこそ、とりあえず玄関の一歩でも外へ出てみることが、大切なのである。

 

一歩外に出て外界の空気に触れ、「あぁ、ここに広がった世界があるんだ」と思い出すだけで、気分はいくらか軽くなるはずだ。

 

 

誰にでも億劫になる時がある。

こういうことは、うつ病でなくても、誰にでも有り得ることなんじゃないかとパニコは思う。

 

何を隠そうパニコも、仕事や習い事に行くのが億劫になってしまうことがよくある(汗)そんな時の気分はとても閉鎖的で、何とか行かなくていい理由を探しはじめるものだ。

 

普段、内向的で口数が少ないパニコも、こういう時の言い訳力は半端ない。行かなくていい理由を考え始めると、本当は口下手ではないのかもしれないと思えるほど、次から次へと流ちょうに言い訳を言えてしまう(笑)

 

でも、とりあえず玄関の外に出てみると、不思議と「まぁ、行ってみようか。」という気に変わることが多いのだ。

 

つまり、玄関を一歩出るか出ないか、ここに大きな違いがありそうだ。

 

 

うつ病も仕事も趣味も。目標設定を一工夫してみた

仕事に行く、習い事に行くなど、目標が遠い所にあるほど億劫さは増し、一歩も動けなけなくなってしまう。

 

しかし、とりあえず玄関の外へ出ることを目標にしてみると、次に繋がるかもしれない。

 

たとえ次に繋がらなくても、玄関の外に出たことは大きな進歩なのだ。だから、その努力は認めるべきだと思う。

 

腹筋を100回やろうと思うと1回もできないが、1回だけやろうと思うと、ついでに5回ぐらいはできるかもしれない。きっと、そんな感じである(笑)

 

大きな目標も大切ではあるが、小さな一歩がそれに勝ることもあるのだ。

 

だから、我が家では「玄関から一歩出る」くらいの小さな目標を大切にしている。

 

 

うつ病神経伝達物質セロトニンが関係する

それからもう一つ、玄関の外へ一歩でるだけで気分が変わる理由として思い浮かぶのは、セロトニンである。

 

セロトニンとは、別名「幸せホルモン」と呼ばれており、心の安定に大きく作用する神経伝達物質だ。

 

よく「うつ病セロトニンの減少が原因だ」と言われるのだが、セロトニンの分泌量は、太陽の光と相関性があるという。

 

ほどよく太陽の光を浴びることが、セロトニンの分泌量を高め、うつ症状を和らげてくれるのだそうだ。

 

セロトニンについては、『脳からストレスを消す技術』で分かりやすく解説されている。

(文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫)

(文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫)

 

 (この本の著者有田秀穂教授は、「ストレスに勝とうとするのではなく、受け流す」という柔の心を大事にしており、パニコもその考え方に大変共感している。ストレスとのつき合い方を学べる一冊である。)

 

とはいえ、玄関の外へたった一歩出ただけでその効果を示すうつ夫は、いささか不思議である(汗)

 

 

小さなことやあたり前の中に解決策が!?

セロトニンの分泌が瞬時に増幅されているのか、

うつ病に限らず誰にでもあるような気持ちの変化なのか、

 

 うつ症状が和らぐ本当の理由は定かではないのだが、いずれにせよ「玄関の外に一歩出る」という行為は、うつ夫の症状緩和に有効のようだ。

 

理由は何であれ、うつ夫が回復してくれるならそれでいい、と思うパニコである。

 

しかし、このようなちょっとした行為でうつ症状を和らげることができるなんて、うつ病は単純ではないようで案外単純なのか?とも思ってしまう。それとも、うつ夫が単純なだけなのか(汗)

 

「玄関の外に一歩出るだけで、大きく気分が変わる」なんて、あり得ないと感じる方もいるだろう。しかし、これはウソのようで、実話なのだ(汗)

 

そんなことで?と思うようなことが、案外有効な対処法となってしまうから不思議だ。 

 

ついつい軽視してしまいがちな、小さな一歩やできてあたり前のこと。これらに目を向けてみると、現状を打破するための解決策が、見つかるのかもしれない。

 

 

うつ病4つのフェーズ~症状や対策をまとめてみた

「うつ夫四変化」

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うつ病4つのフェーズ

 <目次>

 

うつ病の症状は「うつうつ」だけではない!

パニコがうつ夫と出会ったのは、すでにうつ夫がうつ病を発症し、闘病中だった頃である。

 

正直はじめは、どう接したら良いのか悩むことが多かった。なぜなら、うつ病は憂鬱な気持ちになってしまう病気だと思っていたからだ。ここで言う憂鬱とは、誰にでもあるような気分の落ち込みのことである。

 

そのため、寄り添い励ませば元気になると、単純に考えていた。

 

しかし、うつ病はそんなに単純ではなかった(汗)むしろ寄り添い励ますことは、通用しないことの方が多い。

 

だからこそ、うつ病患者の家族の多くが、その接し方に悩みを抱えるのだろう。

 

うつ夫とつき合っていく中で、次第に分かってきたことは、うつ病は「うつうつ」するだけではなく、様々なフェーズがあると言うことだ。

 

パニコが分析したところ、どうやらうつ夫には4つのフェーズがあるようだ。

 

 

パニコ式うつ夫の「うつ病4つのフェーズ」症状・行動・口癖

その4つのフェーズが冒頭の四コマで描いたものだ。

「①そわそわ期」「②ひりひり期」「③うつうつ期」「④ぐるぐる期」の4つである。

 

もちろんこれは、うつ夫の場合の話であって、人それぞれ違いがあるだろう。ここでは認知行動療法として、自分たちを客観的に観るためにまとめてみたいと思う。

 

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①そわそわ期

この時期はストレスが溜まりはじめた、うつ症状の最初の段階だ。

 部屋の中をうろうろしたり、「どうしよう」「ごめんね~」などの言葉を連発する。

 

また、優柔不断になり物事を決断することができなくなる。決断と言っても重要な事だけでなく、今日着る服や食べる物など、些細な事でさえ決められなくて悩んでしまうのだ。

 

②ひりひり期

2つめのフェーズに入ると、ガラリと様子が変わる。

ストレス度がさらに高まり、周りに対して過敏反応を起こす。まさに、全身傷だらけのような状態だ。

 

人の目が気になったり、人の嫌なところが目についたりするため、いつも穏やかなうつ夫でも、刺々しい口調になる。(これは、自分を守ろうとする防衛反応なのだ。)

 

自分が注目されたくないときほど、自分ではない誰かに注目し、攻撃してしまう。

そして、この時期によくケンカになるのも事実だ(笑)

 

③うつうつ期

さらにストレス度が高まると、うつうつ期に入る。ここが、一般的なうつ病のイメージなのかもしれない。

うつ夫の場合は、言葉にならず動作が停止していることが多い。考えたり、決断したりする作業は全くできなくなる。

 

やっと口にする言葉と言えば、「〇〇できない…」とか、パニコの問いかけに対して何とか一言で返事する、もしくはオウム返しするぐらいである。

 

例えば、

パニコ:「ご飯食べる?」

うつ夫:「…(10秒の間)…食べる。」

といった具合だ(笑)このフェーズでは、まともな会話はできないという前提が重要である。

 

④ぐるぐる期

そして最終段階では、ストレス度が100%を超え、ついに溢れ出してしまう。

 PCがシャットダウンされたように、うつ夫は思考停止状態になる。寝室に引きこもって、ひたすら寝るのみである。もちろん、会話は全くできない(泣)

 

後に、うつ夫に聞いてみると「終わりのないらせん階段を上ってる感じ。」と言っていた。これには、きっと本人にしか分からない辛さがあるのだろう。

 

 フェーズが分ると対応しやすい!

うつ夫とパニコにとって、この4つのフェーズを把握することは非常に重要なのだ。

なぜなら、今どの段階にいるかによって、適した対策が変わってくるからである。

 

パニコも、うつ夫の症状や行動・口癖などから、どのフェーズかが分かるようになって、やっと接しやすくなったと感じている。それまでは、自分も一緒になって浮き沈みしてしまっていたのだ(汗)

 

 うつ夫(本人)の対策とパニコ(家族)の対策

具体的にどのような対策をしているかと言うと、正直大した内容ではない。しかし、その大した内容ではないことが、案外重要だったりする。

 

うつ夫の対策

まず、当事者であるうつ夫の対策を紹介しよう。

 

①そわそわ期は、とにかく落ち着かない。

そんな時は、気分転換に出かけてリフレッシュさせるか、映画鑑賞など別の世界へ意識を向けるのが良いようだ。そして、やはり休養をとることは大切である。

 

②ひりひり期は、周りの人が気になり過敏に反応してしまう。

この時期もやはり、休むことは大切だ。そして、個室空間に逃げ込み、できるだけ他人との接触を避けることも彼なりの対策なのである。

また、この時期はなぜかピザポテトとコーラを買ってくる(笑)ストレスが溜まると人は高カロリーなものを摂取したくなる傾向があるが、食欲を満たすことは一種のストレス解消法と言えるのだろう。

 

③うつうつ期になると、考えたり決断したりが一切できないため、単調な作業に没頭する。

うつ夫の場合は、ひたすら動画を見たり単調なゲームおこなったりしている。この単調な作業をモノトナスと言うそうだが、どうやらこれが思考の整理に役立つらしい。

 

④ぐるぐる期は、思考が停止し何もできない状態である。

この時期はひたすら寝るだけだ。やはり、睡眠がいちばんの休息になるのだ。しばらく寝込めば、また復活する瞬間がやってくるのである。

 

以前は、寝てばかりいることに対して非常にネガティブに捉えていたのだが、『スタンフォード式最高の睡眠』を読んでから、寝ることをポジティブに考えられるようになった。

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

 

 

パニコの対策

次にパニコ、すなわちうつ病患者の家族としての対策を紹介する。

 

①そわそわ期は、決断力が低下するが、まだ会話ができるのが救いだ。

この時期に、いかにストレスを発散できるかが重要なので、パニコは外に連れ出すようにしている。

 

多くは、散歩や卓球など運動をしに行く、また温泉や映画館のほか、グリーンエクササイズとして神社、海や公園などの自然のある場所などに出かけるようにしている。

 

この際、うつ夫にはできるだけ選択させないことも大切なのだ(汗)

 

②ひりひり期は、下手に働きかけても、余計にストレス度を上げてしまう可能性がある。

そのため、パニコから特別な働きかけはしない。いつも通り過ごすのだ。

 

もし、本人が話をしてくるのであれば、耳を傾ける。ここで重要なのは、過敏反応しているうつ夫に対して、パニコが反応しないということである。

 

言葉にトゲがあって、カチンとくることもあるのだが(笑)、これは自己防衛の証なのだと受け流すことが、うつ病患者の家族の心得なのだと思う。でないと事態は悪化する(汗)

 

③うつうつ期④ぐるぐる期は、正直なところパニコにできることは何もない。

 

何か働きかけたところで、本人にはそれを受け入れる余裕がないのだ。だから、何もせず放っておく(笑)

と言っても、見放すのではない。回復を信じて見守っている、ということだ。

 

 うつ病患者の家族としては、何かしてあげたいと思うのは当然である。でも、手を差し伸べることだけが、できることではない。あえて何もしない、という選択もまた、家族のできることなのだ。

 

もちろん、ヘルプが出されたらいつでも手を差し伸べられるよう、スタンバイしておく必要がある。

 

うつ病闘病中と快復した現在の変化

 

まだうつ夫の症状がひどかったころは、①~④のフェーズへと移行するスピードがものすごく速かった。

 

そわそわし始めたと思うと、ちょっとした拍子にケンカになり、あっという間に寝込んでしまう段階へ到達してしまっていた。そして、一旦寝込んでしまうと、回復するのに1週間ぐらい時間がかかることもあった。

 

しかし、現在はそのようなことはほとんどなくなった。

 

4つのフェーズのうち、①~②の初期段階でストレスケアができるようになってきたためだ。お互いに理解し、対応できるようになったのだろう。

 

がむしゃらに向き合おうとしていた当時は、ぶつかり合ってばかりで上手くいかなかった。

 

でも、こうして客観的に捉えてみることで、自分と相手の両者の立場で考えてみることもできる。地図を俯瞰してみるように、立ち位置をお互いに確認できることは大切なことなのだ。

 

そうすることで、もう一つ冷静に対応することができるのだ。

 

 

うつ病回復の秘訣とは、自分にとって適した対策を見つけること

今回紹介した内容は、あくまでもうつ夫の場合の話で、一般的に言われていることには当てはまらない部分もあるだろう。

 

しかし、快復のために大切なのは、正しい方法だけでなく、自分に合っている対策を見つけることなのかもしれない。

 

有難いことに、私たち夫婦はその対策をみつけることができたようだ。向き合ってばかりいると、相手に対する不満が募る。だが、同じ方向を観ることで、進むべき道が見えてくるのだと気づかされた。

 

 どん底のような気分の時も正直あったが、今思えば、うつ夫とパニコにとって、大切な学びとなっている。(それまで、うつ夫もパニコも、あまり考えずに生きてきたので。。。)

 

そして、今はこうして喜びを感じている。なぜなら、非常に滑稽とも言える二人の姿を、四コマ漫画ブログを通し、楽しみながら書けているからだ。

 

 

ブログをはじめて良かったこと!他者の意見が気づきのヒントに。

「うれし泣き」

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皆さま、ご意見ありがとうございました!

前回は、うつ夫の悩みである「気遣い」の在り方をテーマに記事を書いたのだが、その最後に図々しくも、読者の皆様にご意見を求める投げかけをさせていただいた。

 

詳細はこちらの記事へ↓ 

utsupani.hatenablog.com

 

このような個人的な、しかもどうでも良いと思われて当然の投げかけだったのにも関わらず(汗)、本当にたくさんのご意見をいただけて、驚きとうれしさでいっぱいだ。

 

 

様々な考え方や視点があるからおもしろい。

いただいたコメントを読ませていただき、うつ夫もパニコもたくさんの気づきを得ることができた。

 

まず、内向的な私たちの考え方に共感してくれる方がいるということが、単純にうれしかった。同じようなことで悩んでいる方や、似たような考えを持っている方がいる、それだけで安心できるし、励みになる。

 

また、様々な視点からの意見をいただけたことで、自分たちに見えてない部分を考えるきっかけとなった。

 

そして、人それぞれ考え方や視点が異なるということに、改めて気づかされ、その差異を興味深く感じた。人はやはり、考え方や視点が違うからこそ、面白いのかもしれないなーと。正解はその人の中にあるのかもしれない。

 

 

他者の意見は新たな気づきのヒント 

うつ夫自身もかなり真剣に、何度もコメントを読み返していた。

うつ夫によると、

 

「誰かの意見を聞くことは、自分の考えを再考するチャンスになるね!自分にない視点を取り入れて、改めて考えると、また新たな気づきが得られるからおもしろいよ。」 

 

とのこと。

 

確かに、他者の意見は新たな気づきのヒントになる。

 

そういう意味でも、今回は意見を求めてみて本当に良かったと思う。

 

 

発信するからこそ返ってくるものがある!?

そして、認知行動療法としてはじめたこのブログが、ただ発信するだけでなく、様々な意見をいただくチャンスにもなるのだと知れたことも、新しい発見だった。

 

正直、発信することは得意ではないのだが、発信するからこそ返ってくるものがあるのだと気づくことができた。

 

改めて、ブログをはじめてみて良かったなぁ!と思うパニコなのである。

 

 まだ、ウツパニブログをはじめてたった17記事なのだが、書きたいことはまだまだ山のように沢山あるのだ(汗)色々とあったので…(笑)

 

スローペースではあるが、このままもう少し、ウツパニ体験記や体験を通じて考えた事をシェアしていきたいと思っているので、どうぞお付き合いいただけたら幸いだ。